久しぶりにエアコンをつけたときカビ臭かったり、効きが悪いことってありますよね。あとはエアコンの吹き出し口に黒い汚れが目立ってきてたり…そんなときは、
すぐにエアコン掃除をした方がいい!
です。放置すると病気に原因になる可能性もあります。とはいえ、
「自分でエアコン掃除ってどうしたらいいの?」「道具はどんなのが必要?」
という風に悩むこともあると思います。そこで今回は、自分でエアコン掃除をするときに必要な掃除道具や、エアコン掃除を行う手順ややり方、自分で掃除するリスクを詳しく解説したいと思います。
※重要※
自分で行うエアコン掃除はプロに依頼する場合と比べて、どうしても汚れが残りやすくなる上に故障や火災のリスクがあります。もしもエアコン内部の汚れをしっかり取り除きたい場合は、「エアコン掃除業者比較!おすすめランキング&割引情報」を参考にしてエアコン掃除業者に依頼するようにしましょう。
エアコン掃除を自分で行う際の掃除道具
エアコンを自分で掃除する為に必要な道具は主に、エアコン内部洗浄用のエアコンクリーナー、バケツ、タオル、ゴミ袋、中性洗剤、スポンジなど、エアコンクリーナー以外は家にあるもので簡単に準備できるものばかりです。
Ag消臭プラスなどのエアコンクリーナー
エアコン掃除を行うときには、エアコンクリーナーはぜひ準備したいところです。
エアコンクリーナーを使うとスプレーの威力で熱交換器の内部までアプローチできるので、エアコン内部のカビやホコリを落としやすくなります。
ちなみにエアコンクリーナーはホームセンターなどで1本1,000円以内で手に入れることが出来て防カビや防臭効果のついているものもありますので用途に合わせて選びましょう。(Ag消臭プラスが有名です)
またAg消臭プラスはいい口コミがたくさん見かけられました。


これらの口コミから、Ag消臭プラスの使いやすさが見てとれますね。
なおエアコンクリーナーに関して、Ag消臭プラスというエアコンクリーナーは、日テレのポシュレというテレビ番組内でレジェンド松下さんが紹介していたことからも注目を集めています。
もしもエアコンクリーナーをどれにするか迷った場合には、Ag消臭プラスを利用するといいでしょう。
エアコンクリーナー以外に必要なもの
エアコンクリーナー以外で準備したいものは、以下の通りです。
準備したい道具
歯ブラシ、スポンジ、タオル、中性洗剤、掃除機、脚立、エアコン養生カバー(またはゴミ袋などのビニール)、バケツ、おそうじ棒
上記のものは、最低限準備したいところです。なくても大丈夫なものもありますが、あると便利なものばかりです。
なおおそうじ棒というのは割りばしの先端にキッチンペーパーやティッシュを巻いたもので、以下の要領で簡単に作ることが出来ます。
画像参照:おそうじ本舗の暮らしのガイド
おそうじ棒は100均などでも売っていたりするので、それを買っても大丈夫です。
便利そうだけど準備する不要なアイテム
逆にあると便利そうだけど、実際に不要なアイテム(用具)を紹介します。以下の通りです。
不要なアイテム
カビキラー、高圧洗浄機
カビキラーに関しては、カビキラー自体がアルカリ性でエアコンのアルミ部分に触れると腐敗してしまうので、利用しないようにします。(利用すると故障に繋がる)
また高圧洗浄機も素人が利用するのはあまりおすすめしません。家庭用の噴射機として有名な「ケルヒャー」など高圧洗浄機やスチームクリーナーで有名ですが、高温でやりすぎるとプラスチックが変形してしまったり、余計な箇所に水が入り込むなど、素人が行うのは難しい部分もあるからです。
エアコン掃除を自分で簡単に行うやり方
さて、ここからエアコン掃除スタートです!エアコン掃除を自分で行う一連の流れと掃除のやり方を解説していきますね。
自分で行うエアコン掃除のやり方は簡単に言うと、分解⇒内部洗浄⇒分解したパーツの手洗い⇒組み立て⇒乾燥です。細かいやり方や注意点を解説していきます。
コンセントを抜いて、窓を開ける
エアコン掃除を自分で行うにあたり、事前準備として「コンセントを抜いて窓を開ける」ようにしましょう。とくにコンセントに関しては差したまま行うと感電や漏電や火災などに繋がることがあるので、絶対にコンセントを抜いてから行うようにして下さい。
またエアコン内部のカビは毒性を持っているものもあり、不用意に吸い込むと肺炎や鼻炎悪化や咳が止まらなくなるなど思わぬ病気に繋がってしまうことがあるので、窓を開けて換気もしっかり行いながらエアコン掃除を行うようにしましょう。
エアコンのパーツを分解する
まずはじめに、エアコンの各パーツを分解します。エアコンを分解することで、エアコン内部の熱交換器の部分も掃除できるようになります。
※最後にまた組み立てるので、どのように分解したかしっかり覚えておくようにしましょう。
まずエアコン本体の全面パネルをあけて、
フィルターを取り外します。
このときフィルターを勢いよく取り出してしまうと付着しているほこりが舞ってしまうことがあるので、ゆっくり取り外しましょう。
このときもしも数か月~に渡ってフィルター掃除をしていなかった場合は、あまりの汚さに声を失うかもしれません(笑)
そしてエアコンの風向きを変えるルーバー部分も同様に、ゆっくり取り外します。
さらに前面パネルを取り外して、
エアコンカバーも、ゆっくりと取り外しを行います。
とにかく部品が破損することがないように、時間がかかってもいいのでゆっくりと行います。
そして最終的に、以下の写真のとおりむき出し状態にします。
さて、ここまでうまくできたでしょうか?
ちなみに「絶対ダメ!エアコン分解を自分でやると危険な3つの理由」の記事にもあるように、自分でエアコン分解するのは危険が伴うものなので慎重に行いましょう。
また無理に分解しようとすると部品が折れたり故障の原因になるので、ゆっくりと慎重に部品を外していくことがポイントです。(エアコンが高い位置にあって届かない場合は脚立を使いましょう)


(ママ)
これで分解は終了です。お疲れさまでした。
※上記のカジパパのように、エアコン分解でつまずく人が多いのも事実です。もしも表面だけでなく中からしっかり掃除したい場合は、エアコンクリーニング業者に依頼するのがおすすめです。
次はむき出しになったエアコン本体の洗浄に移っていきます。

エアコン内部の洗浄を行う
それではエアコンがむき出しになったら、次に内部洗浄に移っていきます。
まずは本体に付着している目に見えるほこり汚れを掃除機で吸い取っていきます。
この工程はほこりが舞いやすいので、マスクをつけて行った方がいいです。
もしもマスクをつけずに行うとカビを吸ってしまって病気リスクがあるのはもちろんのこと、くしゃみや鼻水が止まらなくなって大変なことになってしまいますので…
ちなみに熱交換器の部分にこびりついている汚れに関しては、軽くぶらしでこすることで汚れが浮き上がり、掃除機で吸い込みやすくなります。
掃除機である程度汚れを吸い取ることが出来たら、次にエアコン養生カバーをエアコン全体にかけます。養生カバーをかける目的としては、「汚れが飛び散ったとき、周りが汚れないため」「垂れてくる液を下で受け止めるため」です。
万が一エアコンの下にピアノがあった場合でも、養生をしっかり行うことでエアコン掃除可能です。
ちなみに難易度は高くなりますが、ビニールを使ってエアコンを養生することも可能です。「エアコン全体を覆うこと」「液が下に流れるように、その導線をしっかり作る」の2点が抑えられていたら大丈夫です。
そして養生が終わったら、下にバケツをセットして、いよいよAg消臭プラスなどのエアコンクリーナーをエアコンの熱交換器の部分にかけていきます。
※詳しい使い方はエアコンクリーナーの説明書を参考にするようにしてください
熱交換器の部分にエアコンクリーナーを噴射することで、勢いにのってどんどん汚れを落とすことが出来ます。※エアコンクリーナーの種類によっては、最後に霧吹きで水をかける必要があるものもあり
ところでエアコンクリーナーの汚れた水はどこにいくかというと、基本的にドレンホースを伝って外に流れだします。
またドレンホースに入りきらなかった水は、養生伝って下に落ちてきます。そしてバケツでその汚れた黒い水を受け止めます。


(ママ)
上記の赤丸で囲んだ部分はエアコンの脳みそである、精密機器の部分になります。
この部分は水に弱いので、絶対に精密機器の部分にはエアコンクリーナーをかけないようにして下さい。
もしもかけてしまうと一発でエアコンが故障してしまいます。
最後に垂れている水があれば、タオルで拭き取るようにします。
これでエアコン内部の洗浄は終了です!
分解したエアコンパーツを洗浄する
エアコン本体の洗浄が終わったら、次に分解したエアコンのパーツを洗浄していきます。
パーツの洗浄は広々としたスペースがあるとやりやすいため、お風呂場などで行うのが一般的です。
台所などで使う中性洗剤をつけて、ブラシ(歯ブラシ)やスポンジでごしごしこすったり、シャワーの水圧を使いながら汚れを落としていきます。
そしてもしも汚れが落ちづらい場合は、しばらくの間洗剤につけ置きしたり、お湯を使ったりすると汚れが落ちやすくなります。
汚れが落ちたら、しばらく立てかけて乾かしましょう!待ちきれない場合は、乾いたタオルで水滴を拭き取っても大丈夫です。
またもしもパーツを分解できなかった場合は、おそうじ棒に洗剤をつけて磨くことで、汚れを落とすことが出来ます。
これにてエアコンの分解した部品の洗浄は終了です!
エアコンを組み立てる
最後は元どおりに組み立てていきます。分解した手順と逆の流れになります。
このときもあわてて組み立てると、部品の破損に繋がることがあるので、ゆっくり慎重に行うようにしましょう。


(ママ)
上記のカジパパのようにエアコンを戻せなくなることがないように、分解するときにはしっかりと分解の手順を覚えておくことが大切ですね!
がんばって組み立てたら、最後に内部を乾燥させていきます。
エアコンを乾燥させる
養生を外してコンセントを差し込み、約1~2時間送風運転を行います。そうすることで内部を乾燥させることが出来て、キレイな状態に仕上げることも出来ます。
もしもここで送風運転を行わないとまたカビが生えてしまいカビ増殖に繋がってしまうので、しっかりと送風運転で中を乾燥させましょう。
これにてエアコン本体の掃除は完了です!最後に室外機もチェックしておきましょう。
室外機もチェックしておく
エアコン本体の掃除が終わったら、次に室外機の掃除も一緒に行ってしまいましょう。
ただ室外機掃除は「エアコンの室外機は掃除すべき?どんな時に掃除が必要なのか」の記事でも紹介しているのですが、室外機の中から異音が聞こえる・室外機の裏側に大量のほこりが溜まっている、といった場合以外は、軽く拭く程度で大丈夫です。
これにてエアコン本体、そして室外機の掃除を自分で行う流れの解説は終了です!
ただ…
やはり自分でエアコン掃除を行うことには、デメリットや危険性が存在するのも事実です。
次の章では自分でエアコン掃除を行うリスクを紹介していきます。
自分でエアコン掃除を行うリスク


(ママ)
費用を安く抑えるために、エアコン掃除を自分で行おうとする人は多いものです。
もちろんその気持ちもよくわかるのですが、自分でエアコン掃除を行おうとすることのデメリットや危険性があることも理解しておく必要があります。
エアコン内部のカビが取り切れない
自分でエアコン掃除をする場合、スプレーだとどうしても威力が伝わりきらず、エアコン内部のカビやホコリなど残ってしまいます。
そうなると結局のところ、カビを含んだ空気を吸い続けてしまうことになります。
エアコンの利用を続けると、カビが繁殖し、またすぐにカビ臭くなったり汚れが目立つようになってしまいます。
故障や火災や漏電に繋がる危険性がある
エアコンの素人による分解は故障の原因に繋がります。
また、エアコンは精密機械です。かけてはいけない箇所にスプレーをかけたり扱いを間違えると、火災や漏電に繋がってしまう危険性があります。
とくにスプレーの取り扱いであったり、分解した部品の水滴には厳重な注意が必要です。
もしも機械に詳しくない場合は特に、慎重に取り扱いしなければいけません。
準備や作業に手間がかかる
今回は自分でエアコン掃除をする方法を紹介してきたわけですが、
道具を準備する手間がかかったり、慣れていないこともあり、きっと想像以上に清掃作業に時間がかかることでしょう。また分解や養生などそれぞれの工程においてそれなりの高い難易度が要求されます。
またちょっとうまくいかない箇所があると途中で面倒になり、エアコン掃除を途中で投げ出してしまうことにもなり兼ねません。
リスクを回避する方法
自分でエアコン掃除を行うと様々なリスクがありますが、そのリスクすべてを解決してくれる唯一の方法があります。それは、プロのエアコンクリーニング業者に依頼することです!
業者であれば面倒な道具の準備をすべて行ってくれますし、高圧洗浄機を使ってエアコン内部のカビや汚れを残さず落としてくれます。また仕組みを知り尽くしたプロなので、火災に繋がるような危ない行動も絶対にとりません。
とにかく面倒なことや難易度が高いことは全て行ってくれるので、こちらで事前に準備するのはエアコンの下を畳2畳分くらい空けておくことくらいです。
そこで実際にカジメモ編集部でもエアコンクリーニング業者に依頼して、その実力を見てみることにしました。
今回利用したのはエアコンクリーニング業者としてNO.1の実績を誇るおそうじ本舗です。
おそうじ本舗公式サイト:
https://www.osoujihonpo.com/
養生や分解など、素人では絶対に出来ないような手際の良さ、技術力で作業が進みます。
そして1時間ちょっとの作業で、本当に奥の奥までキレイにしてもらうことが出来ました。


この体験談からも分かるように、エアコン掃除を行おうと考えているものの、「自分でエアコン掃除を行うのは面倒」「火災に繋がるんじゃないか不安」と思う場合は、
エアコンクリーニング業者に依頼してしまった方が正直手っ取り早いかと思います!(時間の節約にもなります)
おすすめのエアコンクリーニング業者は、「エアコン掃除業者比較!おすすめランキング&割引情報」で紹介しているので、ぜひ参考にしてみて下さい。

自分でエアコン掃除は出来るけど、プロに依頼がベスト
いかがでしたか。エアコン掃除を自分で行う方法を紹介しました。
もしもエアコンに汚れが目立ってきた場合は、カビや汚れが部屋中に蔓延してしまいますので、ぜひ今回紹介した方法でエアコン掃除をぜひ行ってみて下さい。
また汚れを取り切れなかったり危険性もあることから自分で掃除をするのはあくまでも応急処置的な位置づけにし、最終的にはエアコン掃除のプロフェッショナルに依頼してエアコンの隅々までキレイにしてもらう形をとるようにしましょう!
なお、自分の住んでいる地域近くの業者は「エアコンクリーニングでネット予約可能な最寄りの人気店舗を探す」から探せますので、ぜひご活用下さいね。
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