夏は冷房として、そして冬は暖房として活躍するエアコンですが、もしも定期的にクリーニングをしていない場合は、エアコン内部にはほこりがギッシリ溜まっている可能性が高いです。
このエアコン内部のほこりですが、放置すると人体への影響など多くの悪影響が出てくるため要注意しなければいけません。
本記事ではエアコンのほこりが与える影響に加えて、ほこりが溜まったときの掃除方法や対処法を詳しく解説します。
エアコンにほこりが溜まるとどんな影響があるのか
定期的にフィルター掃除などのエアコン掃除をしていない場合、エアコンのフィルターや内部には、ほぼ確実にほこりが溜まっています。
まず、約6年に渡ってエアコン掃除を行っていないエアコンのカバーをあけて、エアコンのフィルター部分を見てみましょう。
ほこりがギッシリ溜まっているのがわかりますね。
このようにエアコンにほこりが溜まっている場合はすぐに対処した方がいいのですが、対処法を解説する前に、まずはどのような悪影響があるのかを先に見ておきましょう。
エアコン内部のほこりは人体への影響がある
エアコンのほこりがもたらす一番大きな影響は、人体への影響です。
ほこりが溜まることでエアコンにカビが発生し、発生したカビの胞子をエアコンの風に乗せて部屋にまき散らします。その胞子を吸うことで人体に影響を及ぼしてしまうのです。
なお、エアコンのほこりによる代表的な症状は以下の通りです。
アレルギー性鼻炎が発症
カビの胞子を吸い込むとくしゃみが止まらなくなるアレルギー性鼻炎になることがあります。
アレルギー性鼻炎は、サラサラした鼻水が出るのが特徴で、エアコンを付けたときにくしゃみがやたら出る場合は、エアコンのほこりやカビを疑った方がいいでしょう。
喘息が止まらない
エアコンのほこりやカビを吸い込むと、喘息の症状が出てしまうこともあります。
特に梅雨の時期は喘息の症状が出やすいと言われています。
咳が止まらなくなったときは、「エアコンでアレルギーに?冷房時に咳が止まらない人の対処法!」を参考にして対処しましょう。
アトピーが悪化する可能性も
ほこりなどのハウスダストは、アトピーを持っている場合、悪い影響があります。
なお、すでにアトピーを患っている場合、ハウスダストが皮膚に付いたりハウスダストを吸い込んだりするとより、アトピーが悪化する原因にもなります。
このようにエアコンのほこりを放置してしまうと、アレルギー性鼻炎が発症したり喘息が止まらなくなったりアトピーが悪化したりと、人体に影響が出てしまうことがあるため注意が必要です。
人体以外にエアコンのほこりが与える影響
エアコンのほこりが与える影響は人体だけに限ったことではありません。
- エアコンの効きが悪くなる
- 電気代が高くなる
- 故障の原因になる
エアコンの効きが悪くなる
まず何よりエアコンのほこりを放置すると、エアコンの効きが悪くなってしまいます。空気の吸い込み口であるフィルターやエアコン内部にほこりが詰まっているとエアコンは空気を吸い込むことが出来ずに、エアコンは本来の役割を果たすことが出来ません。
夏は暑いままそして寒い冬は寒いまま過ごさなければならないので、本当に大変です。
電気代が高くなる
またエアコンのほこりを放置すると、電気代が高くなってしまいます。ほこりがエアコンに溜まることで、エアコン内部の熱交換器が多くの電力を消費することになり、結果として電気代が高くなってしまうのです。
場合によっては20%近く電気代が高くなってしまうこともあるので注意しましょう。
なお、少しでもエアコンの電気代を安くしたいと考えてる場合は、「エアコン掃除で電気代が安くなる?驚異の節約術!」ですぐに実践できる節約法を紹介してるので参考にして下さい。
故障の原因になる
また、ほこりが溜まったままエアコンを使い続けると故障の原因に繋がってしまうこともあります。エアコンは頑張って空気を吸い込もうとして負担がかかることから、モーターに無理がかかってしまうのです。
このようにエアコンは人体以外にも悪影響をもたらすことから、もしもエアコンのフィルターや内部にほこりが溜まっている場合には、すぐにでもエアコンを掃除して綺麗にすることが必要となります。
エアコンのフィルターや内部のほこりを掃除する方法
ここまでエアコンのほこりが与える悪影響について解説してきました。
この章では、人体への影響を受けることがないよう、そして電気代が高くなったり故障したりすることがないよう、エアコンのほこりを掃除する方法をお伝えします。
エアコンのフィルター掃除は自分でできる
エアコンのほこりを取り除くにあたって、自分で手軽に行えるのは、フィルター掃除です。
フィルター掃除は2週間に1回が目安とされていて、しっかり行うことで冷房時は約4%、そして暖房時はなんと約6%の電気代削減することが可能です。
またフィルター部分は空気の吸い込み口となるため、キレイにしておくことでカビの発生も抑えることができます。
ちなみにフィルター掃除の流れですが、まずエアコンのカバーをあけてフィルターを取り外すところからスタートします。
そして取り外したフィルターに洗剤をかけて、ブラシでこすって汚れを落とし、最後に水またはお湯で洗い流します。
そしてフィルターを乾燥させて、また取り付けるだけです。
なお、フィルター掃除の詳しい詳細については「エアコンのフィルター掃除を自分でやる方法を詳しく解説」で紹介していますので、ぜひ参考にして頂けたらと思います。
エアコン内部のほこりをクリーニングする方法
エアコンの内部に溜まったほこりをクリーニングするときは、エアコンクリーニング業者に依頼するようにします。
自分で行いたい気持ちもあるかもしれませんが、カビが落ちなかったり臭いが残るなどのデメリットがたくさんありますので、自分でエアコン内部の掃除をするのはおすすめしません。
ちなみに「エアコンクリーニングの体験談」でも紹介しているとおり、カジメモ編集部では実際にエアコン掃除業者に依頼して、ほこりを取り除いてもらいました。
プロのスタッフさんが手際よくエアコン内部のほこりを取り除いていってくれます。
そして以下の写真の通り、エアコンクリーニング前はほこりがびっしり詰まっていた部分もびっくりするくらい綺麗に仕上げてくれました。
ビフォーアフターで比べると一目瞭然ですよね!
このエアコンクリーニングの体験を通して、エアコン掃除業者に依頼するメリットをいくつか感じたのでまとめて紹介します!
素人では手が回らない細かい部分も綺麗にしてくれる
プロのエアコンクリーニング業者は、素人では手が回らない細かい部分まで綺麗にしてくれます。
素人が中途半端にやってしまうとほこりやカビが余計に舞ってしまうこともありますが、プロに任せるとそうした心配をしなくても大丈夫です。
また、素人だとどうしてもほこりやカビが残ってしまうような細かい箇所も、プロが使う高圧洗浄機でエアコンクリーニングをすれば隅々まで行き渡り、汚れを根こそぎ取り除いてくれます。
故障の心配がない
エアコンクリーニング業者は、プロですからエアコンのことを知り尽くしているので、故障の心配がありません。
素人であれば組み立て方法が分からなかったり、触れてはいけない線に触れてしまうことで故障に繋がることがありますが、プロに任せるとそのような心配がなく安心です。
これらの理由から、エアコン内部のほこりやカビを取り除くには、プロにエアコンクリーニングを依頼すると安心と言えます。
もし、自分でエアコン掃除をしようとすると、漏電により火災に繋がったり、感電によって命に関わることになってしまうことがあります。
なので、エアコンを自分で掃除するのは絶対にやめて、エアコンクリーニングは業者に依頼するようにしましょう。
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エアコンにほこりを溜めないための対策
フィルター掃除を自分で行ったり、プロの業者にエアコンクリーニングをお願いするなどして、ほこりがなくなった場合、それを維持することが大切です。
最後に今後エアコンにほこりを溜めないために、気軽に出来る対策を紹介したいと思います。
定期的に部屋の換気をしよう
まずは定期的に部屋の換気をして、部屋の中のほこりを少なくするようにしましょう。
部屋を定期的に換気をしてほこりを外に出さないと、室内はあっという間にほこりで埋め尽くされます。ですので、出来れば毎日5分程度は換気するなどして、ほこりを蓄積しないように心がけるようにしましょう。
ほこりが舞わないようにする
次に、部屋の中にほこりが舞わないように気を付けましょう。
例えば、ほこりの要因になる、洋服、布団、ティッシュ、寝具、布製ソファー、カーペット、カーテンなどにベタベタ触らないようにするのです。
これらに必要以上にベタベタ触れると、どんどんほこりが部屋に舞い、エアコンにほこりが溜まってしまうので注意が必要です。
ほこり取りフィルターを使う
また、エアコンのほこり取りフィルターを使うのも一つの手です。
ほこり取りフィルターは本体に貼るだけでほこりや花粉などを臭いも予防してくれます。
ほこり取りは、フィルター掃除の手間が省けるというメリットもあるので、フィルター掃除などの手間を考えると効率良く使える道具になってます。
エアコンのほこりはこまめに掃除しよう
今回は、エアコンのほこりが与える悪影響と、エアコンのほこりを取り除く方法を解説しました。
エアコンのほこりは仕組み上、どうしても溜まってしまうものですが、ほこりを放置すると人体に影響が出たりと多くのデメリットが生じてしまいます。
そのため「エアコンクリーニングは必要?1年掃除してないエアコンで検証!」で紹介しているような一年以上エアコンクリーニングを行っていない場合や、効きが悪い場合には、まず間違いなくエアコンのフィルターや内部にはほこりが溜まっているので、すぐに掃除を行いましょう。
なお、エアコン内部は自分で行うのは危険を伴うため、ほこりやカビなどの汚れが気になってきたらエアコンクリーニング業者に依頼してエアコンをピカピカにしてもらいましょう。
「エアコンクリーニング業者比較!おすすめランキング&割引情報」を参考にすることで簡単に人気のハウスクリーニング業者を見つけることができるので、ぜひ参考にしてみて下さい。