毎年夏や冬に大活躍するエアコンですが、思っていたよりも電気代が高くなり節約を考えていることもあるのではないでしょうか?
そんな時にはエアコン掃除を行うのも賢い方法です。
何故かと言うとエアコンが汚れていると通常よりも電力を多く消費するので、電気代が高くなるからです。
そこで今回はエアコンを掃除することで、どのくらい電気代が安くなるのか?をみていくことにしましょう。
エアコンの電気代はいくらなのか?


(ママ)
毎月のエアコンの電気代は一体いくら?
エアコン代は毎月変動があります。夏なのか冬なのか?1日何時間利用しているのか?設定温度は何度なのか?など、さまざまな要因で電力消費が変わるからです。
ここではエアコンを利用した場合の平均の料金を、3通りに分けてみていくことにしましょう。
ワンルーム一人暮らしのとき
まずはワンルームの一人暮らしを想定した場合です。
例えば「昼間は仕事や学校に出かけていて、家にいる夜だけエアコンをつける」というライフスタイルです。
もしも6畳用で1日平均6時間エアコンを利用しているとすると、エアコン代は、
1か月あたり「約2,400円」となります。
夫婦二人暮らしのとき
次に夫婦二人暮らしを想定した場合です。
例えば「夫婦2人とも昼間は仕事や学校に出かけていて、家にいる夜だけエアコンをつける」というライフスタイルです。
もしも10畳用で1日平均6時間エアコンを利用しているとすると、エアコン代は、
1か月あたり「約4,300円」となります。
家族4人暮らしのとき
最後に家族4人で生活していることを想定した場合です。
例えば「お昼は家族4人が家にいなくて、夕方に子供たちが帰宅したらエアコンをつける」というライフスタイルです。
もしも14畳用で1日平均10時間エアコンを利用しているとすると、エアコン代は、
1か月あたり「約9,000円」となります。
上記のエアコン代はほぼ毎月かかってくる固定費です。仮に毎月9,000円かかっている場合は年間10万円を超える出費となり、家計を圧迫することになりかねません。
ですので、少しでも安く利用することを考えていきたいところです。
エアコン電気代、最大の節約術とは?
エアコンを稼働させる季節は他の季節に比べて電気代が高くなってしまいますよね。
少しでも電気代が安くなればと考える事も少なくないかと思いますが、電気代の節約術をまずは紹介したいと思います。
損失額を減らせば節約できる
エアコン代の節約の基本は、「損失額を最小限にすること」です。
先ほどの4人家族の例でいうと、もし年間16,200円の損失があるときにこの損失をなくすことが出来れば、「年間16,200円の節約をできる」ことになります。
故障も無駄な出費になる
エアコンは風力が損なわれるとエアコン本体に負荷がかかり、故障してしまうこともあります。
故障すると、修理したり新しいエアコンを買う必要が出てきて、無駄な出費になりますので、故障しないように対策はしておきたいところです。
エアコン掃除は最大の節約術
無駄なエアコン代がかからないようにするためには、エアコン掃除をするのが一番です。
エアコン内部の熱交換器やファン、フィルターに汚れやほこりが蓄積していると、うまく動作できなくなり余計に電気を使って動かなきゃいけなくなって電力も増えるという仕組みになってますので、エアコンクリーニングをする事で節電効果も期待できます。
エアコン掃除をすることで、風速が改善し、風量ダウンを防げるので電気代を安く抑えることが出来ますし、故障のリスクも減ります。
そんなエアコン掃除はプロに任せるのが一番だと言えます。
プロの業者に任せる利点は、綺麗に安全にエアコン掃除をしてくれる所です。
エアコンも綺麗になって節電効果も期待できるエアコンクリーニングは「エアコン掃除は最大の節約術」と言えますね。
エアコン電気代の損失額を計算してみよう


(ママ)
今回は、「風力が30%損なわれている状態」(15%余分に電力消費)を想定して、損失額を計算してみましょう。
エアコン電気代の損失額
ワンルーム一人暮らしのとき(6畳用で1日平均6時間利用)
1か月あたり、2,400円(通常)→2,760円(風力30%ダウン時)
毎月360円を無駄に消費することになるので、年間4,320円の損失!
夫婦二人暮らしのとき(10畳用で1日平均6時間利用)
1か月あたり、4,300円(通常)→4,945円(風力30%ダウン時)
毎月645円を無駄に消費することになるので、年間7,740円の損失!
家族4人暮らしのとき(14畳用で1日平均10時間利用)
1か月あたり、9,000円(通常)→10,350円(風力30%ダウン時)
毎月1,350円を無駄に消費することになるので、年間16,200円の損失!
エアコン掃除を怠ると、上記のとおり大きな損失が出てしまいます。
月間でいうと微々たるものかもしれませんが、エアコン代というのは毎月の固定費となりますので、年間で計算すると結構高めに感じるのではないでしょうか。
フィルターも?エアコン掃除はここを入念に行おう
それではエアコン掃除をするにあたり、「ここは最低限キレイにしておきたい箇所」を紹介します。
エアコン掃除でキレイにすべき箇所とは?
それではここで、エアコン掃除をするときにキレイにすべき箇所を紹介したいと思います。
フィルター
エアコンをつけても弱い風しか出てこない場合は、フィルターの汚れが原因かもしれません。
エアコンはフィルター部分で風を吸い込むため、フィルターが汚れていると結果として吐き出す空気量が減ってしまい電気代が高くなってしまいます。
フィルター掃除は非常に簡単で、「エアコンのフィルター掃除を自分で行う方法」でも手順を紹介していますので電気代を節約したい方にはすぐにできるのでおすすめです。
環境省によると、2週間に一度フィルターの掃除をすることで、冷房時は約4%、暖房時は約6%の消費電力の削減になるとされています。
又、エアコンを使用しない春秋は、フィルター掃除の他に、室外機周りの掃除などしっかりおくと、次のシーズンのエアコン代節約に繋がります。
日々のフィルターの手入れで節電だけでなく室内の空気も清潔に保つ事ができますし、健康被害も防ぐ事ができますからこまめにフィルター掃除を行う事も大切です。

熱交換器
熱交換器というのは、エアコン内部のことです。この部分は湿度が高くなりやすく、ホコリやカビがとても詰まりやすい部分になります。
この部分が詰まったと効果が少ないのできにも、全体の空気量が遮断されてしまいます。市販のエアコン洗浄スプレーでも出来ますが、素人が行うとかえってエアコンを詰まらせてしまったり、故障の原因にもなるので、1年に1回、最低でも2年に1回は業者に依頼してキレイにしてもらうのがおすすめです。
吹き出し口
エアコンの空気の出口となる吹き出し口の部分も、ホコリやカビが詰まりやすい箇所です。汚れ具合によっては、まったく風が出なくなってしまうこともあるくらいです。
なお中途半端にやってしまうと、空気中に汚れが剥がれて蔓延してしまうことになりかねないので、注意が必要です。
室外機
室外機は、室内の空気を排出したり、屋外の空気を取り入れるために大切なものです。
もしも室外機にゴミやホコリが詰まってしまい熱がこもってしまうと、消費電力が大きくなってしまい、エアコンの電気代も高くなってしまいます。こちらもこまめに手入れを行いたいところです。
室外機の掃除の必要性や詳しい事につきましては「エアコンの室外機は掃除すべき?どんな時に掃除が必要なのか」で紹介していますのでこちらにも目を通してもらえたらと思います。

エアコン掃除以外の電気代の節約方法
エアコン掃除以外でも少し工夫をする事で節電効果に繋がる事があります。
簡単!エアコン掃除以外の節約方法
ここからはエアコン掃除以外の節約方法を紹介していきます。
適切な設定温度にする
エアコンを適切な温度で使用する事で電気代の節約に繋がります。
夏の冷房時の室温は28度を目安に、冬の暖房時の室温は20度を目安にする事で節電効果が期待できます。
夏の冷房時の温度設定を1度高くすると約13%の消費電力の削減になり、冬の暖房時の温度設定を1度低くすると約10%の消費電力の削減になります。
ドライより冷房の方が電気代は安い
冷房は室内の空気の温度を下げるのに対し、ドライは室内の空気の湿度を下げるための機能という違いがあります。
節電という観点からですと、各機能の特徴を理解して季節や気温によって使い分けることで最終的には節電へと繋がります。
ドライはあくまで湿度を下げる機能なので、暑さが厳しいときは冷房の方が安上がりです。
必ずしも冷房よりドライの方が電気代がかからないとなるわけではありませんが、冷房の方が電気代が安い傾向にある事は知っておきましょう。
室外機の掃除をこまめにする
エアコンの室外機にもこまめに掃除をする事で節電対策になります。
汚れた室外機は目詰まりを起こした状態となり、放置すると風量が低下したり消費電力が増加、場合によっては、エアコン故障の原因にもなりかねません。
室外機の掃除の目安としては、エアコンを使い始める夏や冬に入る前に1度ずつ行うのが理想です。
掃除方法は「エアコンの室外機から音がする!?原因と対処法を追求!!」でも紹介しているのですが、室外機の外側の汚れをほうきなどで綺麗に落として雑巾などで拭いて、網状の吹き出し口や室外機の裏面は使用済みの歯ブラシや掃除機などで丁寧に掃除下さい。
ドレンホースに関しましては、ゴミが詰まってたりしたら除去するようにしましょう。
室外機内部が汚れている場合は、エアコンクリーニング事業者に依頼して掃除を行ってもらいましょう。
又、エアコンの室外機周りの風通しを良くし、日よけをつけて直射日光が当たらないようにすることで省エネ効果が期待できます。

自動運転の方が電気代節約になるケースも多い
エアコンは温度を変更したり、違う機能を使い分けるとその度に0からリセットして全力で運転することになります。
非効率になりがちなので、自動運転の方が節電になるケースも多いです。
つまり、こまめにエアコンをオンオフするよりも、設定温度になるまでは強風で、それ以降は微風などに切り替え運転してくれる自動運転が節電、節約に繋がりやすいと言えます。
風量を上手く活用したり、サーキュレーターや扇風機を上手く使う
エアコンの風をコントロールすることでエアコンの設定温度を変えずに快適な空間を作ることができます。
実はエアコンの消費電力の大部分は温度を下げるために使われていますが、それに比べて風量を強くするのは少ない電力で済みます。
暑いと思った時は、エアコンの風向きを自分に向けるか風量を強くしましょう。
扇風機やサーキュレーターを使うのも効果があります。
暖房の場合は、冬は暖房をつけていても足元が寒くなりがちですが、その理由は暖かい空気が天井にたまってしまい、床まで届いてないからです。
そんな時は風の力を利用してエアコンの風向きを下にしたり、扇風機やサーキュレーターを上向きに回したりして、暖まった空気を部屋全体に届けるようにしてみましょう。
エアコンの暖かさを感じれば、設定温度を上げずに過ごすことができる事でしょう。
最新のエアコンの電気代は安い
エアコンの省エネ性能は年を追うごとによくなっており、消費電力も年々低くなっています。
エアコンの買い替えは10年が目安と言われていて、自宅のエアコンを10年以上使っているならば買い替えを検討しても良いかもしれません。
10年以上経ったエアコンは保証期間が過ぎてる場合も多く、エアコンクリーニングの際に万が一の事があっても保証してもらえない場合が多いです。
エアコンを最新機種にすれば、エアコンの節電効果を感じる事ができるはずです。
よく間違えやすい間違ったエアコンの節電方法
次によく間違えやすい、エアコンの節電方法を紹介します。
こまめなオンオフは逆効果
エアコンは室内を設定温度にするまでの間が一番電気代がかかります。
なので、エアコンの温度が設定温度になったからといってスイッチオフしてしまうと、次にエアコンをつける時に再度エアコンが設定温度まで室温を調整しないといけなくなります。
その分、余計に電力を使用してしまい電気代がかかってしまいます。
又、最初から弱運転で運転してしまうと設定温度になるまでの時間が長くなってしまい、その分電気代が高くなってしまうので注意して下さい。
例外として少しの外出ならエアコンはつけっぱなしでもOK
一部ではエアコンは24時間つけっぱなしにしておいた方がいいと言われてたりしていますが、どんな時でもエアコンはつけっぱなしにしておいた方がいいと言う訳ではありません。
エアコンをつけっぱなしにしておいた方が節電に繋がるケースもありますが、エアコンのつけっぱなしが効果的なのは少しの間出かける時だったり、外気温と設定温度の差が大きい場合などです。
少しの間、出かける場合はちょっと買い物に出かける、子どもの送り迎えに行く、といったように日中30分くらい家をあける場合などは、つけっぱなしにしたほうが電気代を安く抑えられます。
エアコン掃除はプロの業者に頼むのが一番


(ママ)
エアコン掃除をプロに頼むとなるとどうしてもかかってくるのが料金。
プロの業者に依頼した時の料金に関しては「エアコンクリーニングの料金相場はいくら?」内で安い業者などを比較しています。
なお「プロの業者に依頼せずに放置すると悲惨な末路」に繋がってしまいますので注意が必要です。
またカジメモ編集部では、エアコンクリーニング最大手のおそうじ本舗に直接依頼しました。そのときの電気代に対するやり取りは以下のとおりです。

(ママ)

このようなやり取りがありました。やはりエアコンクリーニングを行うと電気代が安くなるというのは本当のようですね。
それではエアコン掃除は自分ではなく、なぜプロに依頼した方がいいか説明していきますね。

根本からホコリやカビを取り除いてくれる
エアコン掃除を自分でやろうとすると、どうしても手が行き届かなくて、中途半端になってしまう箇所が出てきてしまいます。
そうなるとエアコンの風に乗ってカビがまき散らかされる事態になりかねません。
その反面で業者に依頼すると、エアコン内部の熱交換器の部分も含めて根本からキレイにしてくれるので安心です。
故障の心配がない
自分で無理にエアコン掃除を行おうとすると、慣れていないこともあり、故障してしまうことがあります。
その点、業者はエアコン掃除のプロなので、そういった故障の心配をする必要がありません。(万が一故障した場合でも保険を適応してくれるので安心です。)
電気代が安くなる
何よりエアコンの汚れを取り除くことで、電気代を安く抑えることが出来ます。
業者に依頼する事でエアコンが新品同様に綺麗になり、電気代節約の他にも病気予防など健康面にもプラスに働く事が大きいです。
業者に依頼する場合にはもちろん掃除費用がかかってきてしまいますが、「エアコンがキレイになって電気代も節約できる」という一石二鳥の恩恵を受けることが出来ます。
エアコン掃除で電気代が安くなる!
エアコンの節電は日々の使い方で電気代節約になりますが、最も電気代を節約するのはエアコン掃除です。
エアコンの機種や利用頻度にもよりますが、年間1万円以上もの電気代の節約になる場合もありますし、キレイになればカビ菌を吸うこともなくなり一石二鳥です。
エアコン掃除は面倒だったりハードルが高いイメージがあるかもしれませんが、2年に1度はプロのエアコンクリーニング業者に依頼して、エアコン掃除をすると嫌な臭いやカビ対策だけでなく、エアコンの電気代節約に繋がるので非常におすすめです。
エアコンクリーニングを行う場合は「エアコンクリーニングで最寄りの人気店舗」を利用すると、いま住んでいるお住まいの近所で人気があるエアコン掃除業者を見つけることが出来ますので、便利です。
最低でも2年に1回はエアコン掃除を行って、電気代の節約に挑戦してみて下さい。
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