部屋の中でタバコを吸う習慣がある場合、エアコンが黄ばんだりベタベタすることはないでしょうか。
タバコのヤニは煙にのってエアコンに付着しますが、ヤニは植物性の油なので、水洗いだけではキレイにすることは出来ません。
そこで今回は、おすすめの洗剤も紹介しつつ、「エアコン表面のヤニ汚れ」「エアコン内部のヤニ汚れ」それぞれの掃除方法を紹介したいと思います。
またヤニの臭いや、それ以外のエアコンの臭いで悩んでいる場合は「エアコンの臭いニオイの原因や解消&予防法」の記事をご覧下さい。
エアコン表面のヤニ汚れ掃除の流れ


(ママ)
エアコン表面のヤニ汚れを落とすには、「洗剤を準備する▶霧吹きで吹きかける▶磨き上げる」の3ステップで掃除することになるわよ!
洗剤を準備する
エアコンのヤニ汚れを落とすにあたり、まずは「エアコン掃除に使う洗剤の記事」を参考にして、洗剤を準備します。
今回紹介する洗剤は全部で4種類ですので、汚れの度合いに合わせてお好きなものを選んで頂けたらと思います。
中性洗剤(万能タイプ)
まず紹介するのは、食器洗いなどでも利用される中性洗剤です。お肌に優しいのが特徴です。
ただその分効果は弱めなので、50℃くらいのお湯で薄めて利用するのがオススメです。
重曹(ちょっとした汚れに)
次に紹介するのが重曹です。重曹はアルカリ性なので、植物性の油であるヤニの汚れを落としてくれます。
また重曹も中性洗剤同様に、50℃程度のお湯に溶かして利用するのがオススメです。
ちなみに重曹はヤニの汚れと一緒にタバコのニオイも落としてくれる優れものです。
セスキ炭酸ソーダ(ガンコな汚れに)
セスキ炭酸ソーダというのは、強いアルカリ性の洗剤です。炭酸ナトリウムと重曹の複塩であり、脂肪酸やたんぱく質の汚れを根こそぎ落としてくれます。
ちなみにその威力は重曹よりも強めなので、重曹を使ってみたけど汚れが落ちなかった!という場合、利用してみるといいと思います。
ただ威力が強いだけに、直接手で触れることがないようにしましょう。
またセスキ炭酸ソーダの利用はお湯ではなく、水であっても十分効果を感じられます。
漂白剤(黄ばみに最適)
最後に紹介するのは漂白剤です。
漂白剤は洋服などを白くするのに使われるイメージがあるかと思いますが、エアコンに対しても効果があり、ヤニの汚れを落として白くする効果があります。
ただ刺激が強いので、必ず水で薄めつつ、十分に換気してから利用するようにします。
また場合によっては変色や色ムラが出来てしまうことがあるので注意が必要です。
霧吹きで吹きかける
洗剤を準備したら霧吹きで表面の汚れの部分に吹きかけましょう。
このときにポイントがあって、エアコン内部に入り込まないように注意するということです。なぜかというとエアコン内部に洗剤が入り込んでしまうと、それが原因でエアコン内部にカビが増殖してしまうことがあるからです。
また霧吹きで洗剤を吹きかけてから磨きあげるまでの時間は洗剤によってまちまちですので、説明書に従うようにしましょう。
磨き上げる
霧吹きで洗剤を吹きかけて一定時間が経過したら、タオルでゴシゴシと一気に磨きあげます。このときにヤニの汚れが落ちてキレイになくなっていけば大成功です。
もしも汚れが落ちなかったときには、「もうちょっと時間をおく」「少し濃くする」「洗剤を変える」などの方法で汚れが落ちる方法を模索しましょう。
エアコン内部のヤニ取り・ヤニ落としについて


(ママ)
エアコン内部掃除の大きな問題とは?
エアコン内部を自分で掃除するにあたり、大きな問題があります。
それは、「エアコン分解を自分でやると危険な理由」でも詳しく解説しているのですが、触れてはいけない線に触れてしまうことで感電したり、漏電により火災に繋がったり、命に繋がるような大きな被害に繋がることがあることです。
自分でやることはオススメしない
上記の理由から、エアコン内部の掃除を自分ですることはおすすめしていません。
部品の破損程度であればまだ目をつぶれるかもしれませんが、命の危険に繋がったり火災にまで繋がるとなると、自分でエアコン内部の掃除をすることがいかに危険なことか分かって頂けると思います。
業者スタッフに直接インタビュー!やはり業者がおすすめ
危険を回避するためにもベストな選択は、「エアコン掃除業者の選び方」の記事を参考にして、業者に依頼することです。
ちなみに以下は、カジメモ編集部がエアコンクリーニング最大手のおそうじ本舗に依頼したときのやり取りです。


このようなやり取りがありました。こういった発言からもプロフェッショナルに依頼した方がいいことが分かります。
さらに業者はエアコンの仕組みを知り尽くしているプロフェッショナルですので、以下のようなメリットもあります。
高圧洗浄機でキレイにしてくれる
エアコンクリーニング業者がエアコン内部を掃除するときには、高圧洗浄機を使って汚れを弾き飛ばしてくれます。カビも根こそぎ取り除いてくれるのでイヤなニオイもなくなります。
故障の心配がない
業者のスタッフはエアコンの仕組みに精通しているので、故障の心配がありません。逆に素人がやると故障の原因になってしまうことがあるので、注意が必要です。
電気代が安くなる
エアコン内部の汚れがなくなると、消費電力も減るので電気代を安く抑えることも出来ます。場合によっては20%以上も安くなることがあるほどです。
放置は危険!すぐに業者に依頼しよう
ちなみにエアコン内部にカビが繁殖している場合、放置するのは大変危険です。
放置すると「エアコン掃除をサボり続けた主婦の体験談」でも紹介しているのですが、大きな代償を背負うことになり兼ねないので、しっかりと対応したいところです。
なおエアコンの表面にヤニの汚れが目立ってきたときには、エアコン内部もカビが繁殖していると考えた方がいいかと思います。
ですので、もしもヤニ汚れが目立つようであれば、「最寄りのエアコン掃除業者」を利用して業者を探し、すぐに業者に依頼してエアコン内部の掃除もしてもらうようにしましょう。(このとき表面も同時にやってくれます)

今後たばこのヤニ汚れをしないために


(ママ)
毎日換気を行う
部屋は換気しないと空気が悪くなり、エアコンにはすぐにヤニ汚れが付いてしまいます。
ですので、出来れば毎日5分程度は換気を行いたいところです。
定期的に掃除する
エアコン表面のボディ部分とフィルターは、定期的に掃除を行いたいところです。
ボディを拭くのは1か月に1回程度、フィルター掃除は「フィルターは掃除のやり方を解説した記事」を参考にして2週間に1回は掃除したいところです。
部屋の中でタバコを吸わない
きれいな状態を維持するには、部屋の中でタバコを吸わないのも1つの方法です。
そもそものヤニ汚れの原因を断ち切ってしまう訳ですね。
エアコンのヤニ汚れは落とせる!
いかがでしたか。エアコンのヤニ汚れの掃除方法をまとめて紹介しました。
ぜひ今回の記事を参考にしてエアコンに染み付いてしまったヤニ汚れをキレイにして頂けたらと思います。
また記事内でも紹介しましたが、エアコン表面のヤニ汚れは、内部にカビが増殖をはじめている合図でもあります。
ですのでもしもヤニ汚れが気になってきた場合には、業者に依頼してエアコン内部もキレイにしてしまうことを強くオススメします。
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