エアコンを利用し続けていると、「何だかカビ臭い」「汚れが目立つようになってきた」などと感じることはないでしょうか?
エアコンに生えたカビを吸い続けるとカラダの不調に繋がってしまうこともあることから、すぐに掃除を行った方がいいです。
ただエアコン掃除をしようと思っても、どんな洗剤を使えばいいかわからなかったり、掃除方法が分からなかったりする場合もあると思います。
そこで今回は、エアコン掃除に使える洗剤はなにか?を紹介するとともに、その洗剤を使ってエアコンの汚れを取り除く方法を紹介したいと思います。
エアコン掃除に使える洗剤の特徴と利用方法


(ママ)
まずはエアコン掃除に使える洗剤を紹介します。代表的な洗剤は以下の4つです。
- 中性洗剤(一番のおすすめ)
- 重曹(ちょっとした汚れに)
- セスキ炭酸ソーダ(ガンコ汚れに)
- 酸素系漂白剤(強力なので取り扱い注意)
中性洗剤(一番のおすすめ)
◆食器用・お風呂用・洗濯用
キュキュット・泡のチカラ・ウタマロクリーナー・マジックリン・バスマジックリン・マイペット・マジカ・チャーミーなど
上記はあくまでも代表的な商品例です。
中性洗剤の特徴
中性洗剤の代表例としては、台所で使う洗剤です。
特徴としては、どんな性質の汚れも落とせることで、もちろんカビ汚れに対しても効果があります。
また素材にも優しいのでエアコン本体を傷つけることがなく、手荒れしづらいというメリットもあります。
よほどガンコなカビ汚れでない限り、基本的には中性洗剤を利用するといいでしょう。
中性洗剤の利用方法
中性洗剤は水で薄めて利用するのもいいですが、40~50℃くらいのお湯に薄めて利用するとより効果を発揮するのでおすすめです。
食器洗いをするときには、冷たい水よりもお湯を使った方が汚れが落ちやすい訳ですが、それをイメージするとわかりやすいかと思います。
重曹(ちょっとした汚れに)
重曹の特徴
重曹は「重炭酸曹達(ソーダ)」の略で、弱アルカリ性の洗剤です。
カビ汚れだけでなく、たばこのヤニなどでベタベタになっている場合にも効果を発揮します。
またカビ菌の繁殖を抑える効果もあり、また中性洗剤に比べて洗浄力・消臭力・漂白力もアップします。
ただかなりガンコな汚れだと、落ちない場合もあります。
重曹の利用方法
中性洗剤と同じで、重曹を利用するときも40~50℃のお湯に薄めて利用するのが効果的です。
どのくらいの濃度に薄めるかは、取り扱い説明書を見て、それに従うようにしましょう。
もしも汚れの落ちが悪いときには、濃度をすこし濃くしたり、温度をすこし高めてみるといいです。
また手荒れに繋がることがあるので、直接手で触れないように注意しましょう。
セスキ炭酸ソーダ(ガンコ汚れに)
セスキ炭酸ソーダの特徴
セスキ炭酸ソーダは、重曹よりもアルカリ性度が高く、ガンコな汚れも根こそぎ落とすことが出来ます。
油脂をある程度乳化することができるので、ベタベタした汚れに特に効果を発揮します。
もしも重曹で汚れが落ちなかった場合にはセスキ炭酸ソーダを利用してみるといいと思います。
セスキ炭酸ソーダの利用方法
セスキ炭酸ソーダは重曹よりも水に溶けやすい性質があります。
そこで中性洗剤や重曹とは違い、水にそのまま溶かして利用することが出来ます。
またその威力は強力なので、何があっても手に触れないようにしましょう。
酸素系漂白剤(強力なので取り扱い注意)
ハイター・ワイドハイター・オキシクリーン・手間なしブライトなど
上記はあくまでも代表的な商品例です。
酸素系漂白剤の特徴
酸素系漂白剤は、強めのアルカリ性洗剤になるので、「漂白、除菌、消臭」などたくさんの効果を発揮してくれます。
ただかなり強い部類の洗剤になるので、利用の際は換気を徹底するとともに、絶対に直接手で触れないようにしましょう。
酸素系漂白剤の利用方法
酸素系漂白剤は、水に薄めて利用します。お湯に溶かさなくても十分に効果を発揮してくれます。
ちなみに酸性の洗剤と混ぜる塩素ガスが発生して死亡事故に繋がってしまうことがあるので、取り扱いには十分注意しましょう。
洗剤を使って自分で出来るエアコン掃除方法


(ママ)
それでは紹介した洗剤を使って、どうやって掃除をしていけばいいか?を、
- 吹き出し口
- エアコン表面
- フィルター部分
- エアコン内部
上記4か所に分けて紹介したいと思います。
なお掃除するときは、以下の3つは必ず守るようにしましょう。
- 電源プラグを抜く
- 換気しながら行う
- 手に洗剤がついたらすぐに洗い流す
吹き出し口の掃除方法
霧吹きで洗剤をかける
まずはカビやヤニ汚れの部分に洗剤を適量かけます。
カビ汚れがひどい場合は、最初に重曹水、次にクエン酸水を使うのもいいでしょう。
ちなみにこのときのポイントとしては、エアコン内部まで洗剤が入らないようにすることです。
もしもエアコン内部まで洗剤が入ると、漏電などに繋がってしまうことがあるの注意が必要です。
タオルやおそうじ棒で磨く
洗剤をかけて一定時間が経過したら、タオルで磨きます。なお磨くときには手荒れ防止のためにゴム手袋をつけておくようにします。
ゴシゴシと磨いて汚れが落ちていけば成功です。
汚れが落ちにくい時は「激落ちくん」などメラミンスポンジを使うのも有効。またもしもタオルで磨きづらい部分は、おそうじ棒を使うと便利です。
ちなみにおそうじ棒は、割りばしの先端にキッチンペーパーやティッシュを巻き輪ゴムで縛ることで、簡単に作ることが出来ます。
画像参照:おそうじ本舗の暮らしのガイド
ちなみにカビの発生を抑えたり消毒の為にアルコールの一種の「無水エタノール」で仕上げるのも有効。
エアコン表面の掃除方法
洗剤をかけてタオルで拭き上げる
エアコン表面の掃除も吹き出し口と同様に、洗剤を吹きかけるところからスタートです。
汚れの部分を中心に、その他の部分も流れでかけてしまいましょう。
そして一定時間が経過したら、タオルで一気に拭き上げて完成です。
フィルター部分の掃除
フィルター部分の掃除方法は簡単に言うと、フィルターのホコリを掃除機で吸い取り、水洗いします。汚れがひどい場合はクエン酸水でつけ置き洗いもいいでしょう。
以下に詳しくまとめてありますので、参考にして頂けたらと思います。
またフィルター部分は汚れやすい場所になりますので、2週間に1回は掃除をしたいところです。
▼フィルター掃除を自分でやる方法▼

エアコン内部の掃除
エアコン内部を自分で行うと危険
最後はエアコン内部の掃除になりますが、絶対に自分で行わない方がいいです。
なぜかというと、触れてはいけない部分に触れて感電してしまったり、漏電してしまい火災に繋がってしまうことがあるからです。
放置も危険がいっぱい
エアコン内部の汚れは人体に悪さをしてしまうこともあるので、放置するのは危険です。
たとえばカビを吸い込むことでアレルギー性鼻炎や喘息の症状が出たり、エアコンの空気にのって食物にカビが付着しそれを食べてしまうことで食中毒を起こしてしまうこともあります。
さらにカビの中には発がん性のあるものもありますので、ガンに繋がってしまうことまであります。(命の危険に繋がってしまう)
これらのことからエアコン内部を掃除せずに放置するのは絶対に避けたいところです。
業者に依頼するのが一番
エアコン内部の掃除は業者に依頼するのが一番です。エアコンを分解し、内部のカビや汚れを根こそぎ取り除いてくれます。
もちろんエアコンのことを知り尽くしたプロフェッショナルなので、漏電などの心配もなく、安心して依頼することが出来ます。
ちなみに以下のどれかに当てはまる場合は、すぐにエアコンクリーニング業者に依頼しましょう。
- 1年以上エアコン掃除をしていない
- 吹き出し口にカビが生えている
- カビ臭さを感じたとき
- エアコンの効きが悪くなったとき
- 赤ちゃんが生まれるとき(免疫が低く健康被害を受けやすいため)
また、おすすめの業者は以下にまとめてありますので、ぜひ参考にして頂けたらと思います。
▼エアコン掃除割引情報▼

おわりに
いかがでしたか。今回はエアコン掃除の際に使うといい洗剤を紹介すると共に、エアコン掃除の方法を紹介しました。
本章でも紹介しましたが、エアコン表面にカビなどの汚れがあるということは、内部もかなり汚れている可能性が高いです。
このまま汚れを放置してしまうと、カビ菌などによって色々な健康被害に悩まされる事態に陥る可能性も高くなってしまいます。
ぜひエアコンをキレイにしようというこのタイミングで、エアコンクリーニング業者に依頼して、エアコン内部も徹底的にキレイにしてもらいましょう。
なお地域別のおすすめ業者は以下から探すことが出来ますので、ぜひチェックして頂けたらと思います!
▼地域別でエアコン掃除業者を探すなら▼

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