エアコンの省エネ機能について、「本当に効果があるの?」と疑問をお持ちの方も多いかと思います。確かに、エアコンは私たちの快適な生活に欠かせない存在ですが、その電気代が気になることもありますよね。
そこで、この記事では省エネエアコンの実態を探りながら、電力消費を抑えながら快適に過ごすための賢い使い方を紹介します。
設定温度の見直しから始まり、風量の調節、タイマー機能の上手な活用法まで、日常生活で役立つ節電のコツをわかりやすく解説していきます。一緒に、省エネエアコンの有効な使い方を学んで、賢く節電しながら快適な暮らしを目指しましょう。
省エネエアコンは意味ないのか?
エアコンの省エネ機能が意味がないということは決してありません。
実際、多くの省エネエアコンは消費電力を抑える設計が施されており、使用する電力を削減し、長期的には電気代の節約につながります。省エネエアコンのメリットを見てみましょう。
消費電力の削減
省エネエアコンは、特に冷暖房の効率を高めるために設計された高効率のコンプレッサーや改良されたヒートエクスチェンジャーを採用しています。
たとえば、インバーター技術はエアコンが必要とする冷暖房負荷に基づいてコンプレッサーの速度を調整し、不必要なエネルギー消費を抑えることができます。このようにして、エアコンは使用中のエネルギー効率を大幅に向上させることが可能です。
コスト削減
省エネエアコンの初期コストは、通常のエアコンに比べて高くなることがありますが、その高効率性により、運用中の電気代を大幅に削減することができます。特に、長期的に見れば、省エネエアコンはその初期投資を上回る節約を実現することが多いです。
電気代の削減は、毎月の光熱費の低減に直接的に貢献し、数年間で見ると、その節約額は非常に大きなものになります。したがって、長期間にわたってエアコンを使用する計画がある場合、省エネ型を選択することが賢明です。
環境への影響の軽減
省エネエアコンの使用は、個々のエネルギー消費を減らすだけでなく、より広範な環境への影響も考慮しています。具体的には、消費電力が減少することにより、発電所が排出する二酸化炭素(CO2)の量も減少します。
これは、地球温暖化の主要な原因である温室効果ガスの排出削減につながります。
スマート機能の利用
最新の省エネエアコンは、Wi-Fi接続や専用アプリによる遠隔操作といったスマート機能を多く備えています。これにより、ユーザーは外出先からでもエアコンの設定を調整でき、不必要にエアコンが作動することなく、帰宅前に室温を適切に調整することが可能です。
また、使用状況のモニタリングやエネルギー消費の追跡も容易になり、さらに効率的なエネルギー管理を実現できます。
これらの点からも、省エネエアコンは多くのメリットがあるので、意味があると言えます。ただ実際に省エネエアコンを使わずとも、エアコンを省エネ利用することが可能です。
ここから先は、ちょっとした工夫をすることでエアコンを省エネ利用する方法を紹介します。
エアコンの機能を上手に使って省エネする方法
エアコンは夏や冬の時期に最も使用頻度が高くなる、もはや生活には欠かせない家電製品ですが、経済産業省の資源エネルギー庁の発表によると、夏の昼間14時の在宅世帯の電気使用量の内、エアコンの電気使用量が58%と最も高い電気が使われています。
画像引用:経済産業省の資源エネルギー庁
これだけ使用頻度の多いエアコンで省エネが出来たら、その分環境にも優しいですし、節約にも繋がりますよね。
そこで、まずはじめにリモコン1つで簡単に省エネ出来る方法を紹介していきます。
長時間の外出時以外はエアコンはつけたままにして省エネ
少し部屋を離れる時や、部屋が適正温度になった時はエアコンの電源をオフにして省エネしようとする方も多いと思いますが、実はこのこまめな電源のオンオフが、エアコンの場合はかえって電気代が高くなってしまう原因になるのです。
なぜそうなるのかと言うと、エアコンは電源をつけて運転を開始した時が最も電力を消費するように出来ているからなのです。
その為、頻繁に電源のオンオフを繰り返していると、省エネに繋がるどころか多くの電力を消費してしまう事になるので注意しましょう。
エアコンの電源を切るのは長時間外出する時だけにして、近所への短時間の外出や、お風呂などで少し部屋を離れる時などは、エアコンの電源をつけっぱなしにしておいた方が省エネにも繋がりお得なのです。
エアコンをつけっぱなしにする事での節電効果について詳しくはこちら
エアコンの設定温度を適温にして省エネ
エアコンの設定温度次第では、冷房で部屋をキンキンに冷やす事も、暖房で汗ばむような暑さの部屋にする事も可能ですが、そこまで極端な設定温度にすると当然の事ながら電気代も高くなってしまいます。
その為、エアコンで省エネを考えるなら、設定温度を適温にして利用するようにしましょう。
目安は、夏の冷房は「28℃」。冬の暖房は「20℃」がエアコンの設定温度の適温です。
なお、設定温度を1℃変えるだけで、10%ほど電気代が変わると言われたりしますので、省エネの為にも部屋を冷やしすぎたり暖めすぎたりすることなく、適温に設定するようにしましょう。
省エネになる風量の設定は「自動運転」
エアコンの省エネに繋がるベストな風量の設定は、「自動運転」にしておく事です。
暑いからと言って強風設定にしたまま使っていると、その分多くの電力が消費さえてしまいますし、逆に弱風設定で使うと部屋が設定した温度にたどり着くまでに時間がかかってしまい、結果的にこちらもたくさんの電力がかかってしまう事になります。
しかし、自動運転に設定しておく事で、無駄な電力を消費しない状態で適温まで導いてくれるのです。
タイマー機能を上手に使うと省エネに繋がる
寝る前などはタイマー機能を使い、出来るだけ無駄な電力は使わないようにしましょう。
ちなみにエアコンは1時間使う時間を短くすると、毎日10時間使う場合で約10%。5時間使う場合で約20%の電力を節約することが出来ると言われています。
ただし、前述した通りこまめに電源のオンオフを繰り返すと電気代は高くなってしまうので、真夏の熱帯夜などは熱中症を避ける為にも、設定温度を適温にしてエアコンをつけたままにした方が節電に繋がる場合があります。
使い方をひと工夫してエアコンを省エネする方法
リモコンだけで簡単に省エネ出来る方法について紹介してきましたが、次は使い方をひと工夫してエアコンを省エネ利用する方法について紹介していきます。
扇風機やサーキュレーターで空気循環を作る
扇風機やサーキュレーターを使って空気循環をよくすることで、省エネに繋げることも出来ます。
例えば夏場は冷たい空気が部屋の下にたまりやすくなるのですが、扇風機などで空気を循環させる事で冷房の効率を高める事が出来ます。
冬場に暖房を使う際も、サーキュレーターをつけるなどして部屋の温度のムラをなくすことで、省エネに繋げていくことが出来ます。
エアコンの送風機能を利用するのも空気の循環に役立ちます。エアコンの送風機能に関しては、「エアコンの送風とは?電気代に除湿との違いなど仕組みや使い方を解説」の記事内で詳しく解説していますのでこちらも是非お読みくださいね。
夏は室外機の周りに打ち水をする
夏場に関して、室内機周辺の気温が高いと、エアコンの熱交換器がエネルギーを余分に消費します。
そこで室外機の周りに打ち水をしたり直射日光を避けることで、省エネに繋げることが出来ます。
また室外機がカバーなどで覆われていると、それもムダなエネルギー消費に繋がりますので、室外機の周りはキレイにしておくようにしましょう。
エアコンの室外機の清掃に関しては、「エアコンクリーニングで室外機掃除も必要?どんな時掃除すべきなのか」の記事でも紹介していますので、お時間があれば是非お読みくださいね。
冬は加湿器を利用して湿度を高くする
冬に関しては、加湿器を利用して部屋の湿度を高めるようにしてみましょう。
そうする事で部屋にいる時の体感温度が上がり、エアコンの設定温度の上げ過ぎを防げるので、結果的に省エネへと繋がります。
なお、適切な湿度は50~60%となりますので、この湿度を目指していくことにしましょう。
エアコンをつけた際の乾燥でお困りの場合は、「エアコンは乾燥しやすい暖房器具だった!加湿による対策は必須!?」の記事で対策法などを紹介していますのでこちらもご確認ください。
長期間エアコンを使わない時はプラグを抜くと省エネになる
長期に渡ってエアコンを使わないときには、コンセントからプラグを抜くようにします。
プラグを指しているだけでも電気は消費を続けるので、春や秋などエアコンを使わない時期になったら忘れずに抜いておきましょう。
エアコンを掃除して省エネする方法
エアコンをキレイにすることでも、電気代を節約することが出来ます。例えばエアコンが汚れている場合、15%ほど電力を無駄遣いしまうこともあります。
そこでこの章では、エアコンをキレイににして省エネ利用する方法を見ていくことにしましょう。
2週間に1回フィルター掃除をする
フィルター部分にホコリが詰まると、空気を吸い込むのに無駄なエネルギーを消費することになり、電気代が高くなってしまいます。
場合によっては10%ほど無駄にエネルギー消費してしまうことも。
フィルターは自分でも手軽に手入れ出来る箇所になりますので、二週間に1回は手入れをしたいところです。
なお、フィルター清掃の方法は「エアコンのフィルター掃除を自分でやる方法を詳しく解説」でまとめてますので、ぜひ参考にして頂けたらと思います。
室外機の周りをキレイにしておく
室外機の周りを常にキレイにしておくことも大切なポイントです。
吸込み口・吹出し口近くに障害物があると、空気の通り道がさえぎられることになってしまうので、より多くのエネルギーを消費してしまうことになってしまいます。
冬に雪が積もる地域の場合は、防雪対策もしておきたいところです。
エアコン内部を掃除する
エアコンを省エネ利用する場合は、エアコン内部の熱交換器の部分をキレイにしておくことも大切です。
もしも熱交換器の部分がホコリやカビで汚れてしまっているときは、通常の15%ほどムダに電力消費してしまうこともあります。
エアコン内部はいくら利用を気にかけていても、カビが生えたりホコリが溜まる箇所で1年に1回、最低でも2年に1回のプロによるエアコン分解洗浄が必要です。
エアコンの省エネの観点以外にも2年以上エアコン掃除していない場合は、カビやホコリがすでに溜まっており、部屋にまき散らしています。あなたや大切な家族の健康を守るため、より快適な生活を送るためにエアコンクリーニングをおすすめします。
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エアコンを省エネする使い方を覚えて賢く節電しよう!
今回の記事では、省エネエアコンは決して意味がないということはないということをお伝えするとともに、エアコンの使い方やほんの少しの工夫で省エネになる方法について紹介してきました。
熱中症対策の為にも暑い日は紹介してきた方法を実践しながらエアコンを使う事をおすすめしますが、暑さが落ち着いている日はあえてエアコンを使わずに部屋を換気したり、カーテンを閉める事で部屋の温度上昇を防いだりという方法でも節電は可能です。
無理をせず出来る事から少しずつでも実践して、省エネでエアコンを利用してみてください。
また、エアコンが汚れているとせっかく省エネになる使い方をしても消費電力は上がってしまうので、もしも2年以上エアコン掃除をしていない場合はエアコンクリーニング業者に掃除を依頼してみるのもおすすめします。
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