エアコンのドレンホースって見落としがちだったりしませんか?
本体の掃除はしててもドレンホースの掃除は気にかけた事ないって方は結構いらっしゃると思うんです。
実はそんなドレンホースはエアコンを稼働させる事で重要な役割を果たしてるんです。
今回はエアコンのドレンホースの掃除についてと季節の変わり目にする事をご紹介しようと思います。
エアコンのドレンホースとは?


(ママ)
ドレンホースとは何か
ドレンホースとは、エアコンから発生する水を室外へと出すための管です。
何故エアコンから水が発生するかというと、空気には温度が下がると、含むことのできる水分量が少なくなってしまいます。
エアコンの冷房で室内の空気を冷やすと、空気中から排出された水分がエアコン内に溜まってしまうのです。
そのため、この水を外部に出さなくてはいけないので、ドレンホースを通じて外部に排出される仕組みになってます。
ドレンホースの接続がきちんとできていない、ホースのつまりなどのトラブルが発生すると、室内機からうまく排水されず、エアコンからの水漏れやカビ、故障の原因にもなるため、確実な設置と定期的な確認が大切です。
▼なぜエアコンにカビが生えるのか?▼

どうして排水口が二か所あるの?
季節によって排水される場所が変わるからです。
夏の冷房時には室内機から、冬の暖房時には室外機から排出されます。
エアコンを稼働すると普通の事ですので故障を疑うなど心配する必要はありません。
ドレンホースを放置すると?


(ママ)
水漏れの原因になる
エアコンの水漏れの多くの原因はドレンホースの詰まりによるものだと言われています。
ドレンホースが詰まったまま放置してるとエアコンの室内機から水漏れが発生します。
室内が水浸しになり、エアコンの下に家具家電があると故障の原因にもなって、エアコンの故障にも繋がります。
又、放置していると水漏れだけでなくゴキブリなどの虫の原因にもなります。
虫が悪さをしてエアコンが漏電したり、虫のフンが原因でエアコンが故障したりするケースもあります。
室内機から水が漏れてくるようなことがあれば、ドレンホースから水が排出されているかどうか確認して途中で何か詰まっていないか確認してみて下さい。
▼エアコンの水漏れの原因と対処法▼

どうしてドレンホースが詰まるの?
エアコン室内機から発生する排水とともに、部屋のホコリや汚れも一緒にドレンホースから流れてきます。
それらがドレンホースのどこかでたまって詰まってしまうことがあります。
そうすると水の流れがせき止められ、エアコン室内機まで逆流し水漏れを起こしてしまうのです。
その他にも外からのゴミが入って詰まったりなど詰まりの理由は様々ですが、こうしてドレンホースが詰まると水が排出されなくなってしまい、水漏れの原因となってしまいますので水漏れが起こった場合にはまずはドレンホースを確認するようにして下さい。
ドレンホースが劣化している可能性も
掃除もして何か詰まってる様子もないのに水漏れが直らないって場合は、ドレンホースの劣化やたるみが原因だと考えられます。
劣化やたるみによってその箇所に水が溜まり、水の流れが止められてしまっている状態で、その水が外に排出されずに蓄積すると水が本体側に逆流してきて水漏れになってしまうのです。
ドレンホースは、一般的には3〜5年くらいで劣化し、定期的に交換する必要があるそうです。
劣化したドレンホースは、自分で取り替えるのは難しいので業者に依頼して取り換えてもらうのが良いでしょう。
ドレンホースの掃除はどんな風にするの?


(ママ)
ドレンホースの詰まりは自分でも行えます。次はドレンホースの掃除についてお話していきたいと思います。
自分で出来る掃除方法
専用のサンクションポンプで掃除
自分でできる掃除方法としては、ドレンホース内のゴミを取り除くドレンホース用のサクションポンプというもので吸引する掃除方法です。
サクションポンプは1,000円から3,000円くらいと安価で買えるみたいで、これならば気楽に購入できて掃除ができそうです。
サクションポンプの使い方は簡単で、ドレンホースに直接差し込んで吸引するだけです。
吸引後、室内の水漏れが治まって外のドレンホースから水が出てくれば掃除完了です。
ドレンホースまわりをキレイにする
稀に雨の日にエアコンから水漏れがするって話を聞きますが、こういう場合はドレンホースの周りに異常がある場合が多いです。
ドレンホースが途中で鉢植えなどで潰されていたり、先端が水に浸かっていたりすると水がうまく排出されずに水漏れが起こってしまうことがあるのです。
異物によって押しつぶされている場合は原因となっているものをどかして、水に浸かっている場合は先端を移動させることで水漏れが解消されるはずですので、心当たりがあればドレンホースまわりをキレイにされて下さい。
クリーニング業者に依頼する
ドレンホースの掃除を自分でするのに抵抗がある場合は、エアコンのクリーニング業者に依頼するのも有りでしょう。
エアコン内部クリーニングの際にドレンホースの中につまりがあれば、エアコン掃除の際にドレンホース内のつまりも解消してくれるそうです。
ドレンホースだけの掃除を行ってくれるかどうかはクリーニング業者によると思いますので、ドレンホースの掃除を検討の際に一度業者に問い合わせてみるのが良さそうです。
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季節の変わり目にするべきこと


(ママ)
ドレンホースの掃除とついでにフィルターの掃除もこまめにするようにしましょう。
フィルターを掃除する理由としては、エアコンを清潔に保つのはもちろんの事、エアコンに汚れを溜めない為です。
フィルターの掃除は2週間に1回を目安にやるのが理想的と言われています。
エアコン内の埃と水分が混ざると、プルプルのスライムのような液体となってドレンホースを詰まらせる事があります。
スライム状の液体になるのは余程、エアコンの掃除を劣らない限りなることはありませんが、こういった事例もある事を覚えておいた方がいいでしょう。
夏のエアコンは多くの水を集めて常時排出されているため、栄養素と反応する水には事欠きません。
エアコン内で反応する栄養素となるものは、フィルター掃除を怠ったためにフィルターに付着した埃がドレン皿に落ち水と反応することが考えられます。
ドレンに集まってくる水と何かしらの栄養素と反応して、プルプルのスライム状の物体となり、エアコンのドレンホースを詰まらします。
又、ドレンホースはホコリや虫が入り込んで詰まりやすい所です。
酷い場合には故障の原因にもなりますから、季節の変わり目には針金や割り箸などを使用して、詰まりを取り除いておきましょう。
細心の注意を払い清掃すると、エアコンの冷暖房効率がグッと上がって電気代の節約になります。
ドレンホースを掃除することでメリットだらけ
ドレンホースもエアコンの室内機と同様に定期的な掃除を行う事で清潔に保つ事ができ、エアコンの効率や電気代の節約にも繋がります。
又、2~3年を目安に交換する必要もありますので、きちんと使用年数を守って使う事をオススメします。
エアコンを使うにあたって重要な役割を果たしてる場所ですので、掃除にドレンホース周りは清潔に保つように心がけましょう。
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