春になると暖かくなるのは嬉しいですが、同時に花粉症に悩まされる機会も多くなってしまいます。
知らず知らずのうちに服に付着した花粉が部屋に舞い、いつの間にか花粉をエアコンが吸収して花粉症になってたなんて話も聞いたことあるのではないでしょうか?
今回はエアコンが花粉症の原因になるという噂の真相やエアコンが花粉を吸収した際のお手入れ方法などを記事の中で解説していきたいと思います。
エアコンが原因で花粉症になるのは本当?
まずはエアコンが原因で花粉症になるのか?についてお話していきたいと思います。
エアコンから花粉は入ってくるの?
結論から言いますと、エアコンは室内の空気を吸収して巡回させながら稼働するので花粉がエアコン内に入ってくることはありません。
エアコン内に花粉が侵入する可能性があるとすれば、外出した際に服や体などに付いた花粉が部屋に舞ってその花粉をエアコンが吸収したことが原因に考えられます。
エアコンには換気機能がついていないので外の空気を取り入れる事は出来ません。
ただ、最近は換気機能がついたエアコンもありますので換気機能が備え付けられたエアコンには花粉が侵入する場合がありますが、基本的にはエアコンから花粉が入ってくることはないと思ってていいでしょう。
エアコンが原因で花粉症になることの真相
エアコンが原因で花粉症になることについては、可能性としては十分に考えられます。
エアコンが主な原因になるとは限りませんが、部屋を換気してる際に花粉が部屋に入り込んだり、外に干した洗濯物に花粉が付着して部屋に入るなど、生活をしていて花粉を完全に防ぐことはできません。
如何にこまめに花粉対策が出来るかが大切になってきますので、花粉が入りやすい場所や家具などにも花粉は付着しますので部屋全体の掃除は欠かせないものです。
エアコンの花粉を放置してたら恐いことになる?
エアコンの中に侵入した花粉を放置していたらエアコンが原因で花粉症が悪化してしまう可能性があります。
空気と一緒に取り込んだ花粉が、フィルター部分だけでなくエアコンの内部にも侵入し、放出されて部屋全体に広がります。
細部に花粉が入り込むこともあり、エアコンの使用が花粉を放出する原因となってしまうのです。
又、外気を取り込むタイプのエアコンや換気機能がついたエアコンには注意して下さい。
外気から取り組んだ花粉をエアコンが室内に排出する事で花粉症の症状が悪化する可能性が高まります。
花粉症の症状に悩まされない為にも日々の中で花粉症を悪化させない工夫が必要です。

気軽に出来るエアコンや室内の花粉対策方法
次は気軽に出来るエアコンや室内の花粉対策を紹介します。
室内に舞う花粉の対策方法
空気清浄機を使う
空気清浄機は室内に浮遊している花粉を吸い取ることができます。
空気清浄機を置く場所については、空気清浄機の吸い込み口や吹き出し口の妨げになるものがなく、エアコンと対角線上の床に設置するようにしましょう。
この場所に設置することで、エアコンと同時に空気清浄機を運転させると部屋の上と下の両方で風が発生します。
この2つの風によって空気の循環がよくなり、花粉を効率よく除去することができるので試してみて下さい。
洗濯物を部屋干しにする
花粉シーズンは洗濯物を外に干すと花粉がついてしまうので、洗濯物はできるだけ部屋干しするようにしましょう。
どうしても外で干したい場合は、花粉の飛散量が少ない日や花粉の飛散が比較的少ない時間帯に干すようにして下さい。
花粉の飛散が少ない時間帯は午前10時までと言われています。
干した後は、必ず花粉を掃ってから取り込みましょう。
換気を控えめにする
窓を開けて換気をすると、花粉が直接部屋に入ってきてしまいます。
花粉の飛散量が多い日は窓をなるべく開けないことをおすすめします。
だからこそ、空気清浄機などを使うようにして快適な室内環境を守ることが必要だといえます。
部屋の掃除をこまめにする
部屋の掃除を定期的に行うことで、床やカーペット、ソファなどについた花粉を取り除けます。
床の掃除は掃除機よりも濡れた雑巾で水拭きすることで花粉が舞うことを抑えることができます。
掃除する際は花粉やホコリが舞うので空気清浄機やエアコンを稼働しながら掃除するのがおすすめです。
又、部屋の掃除はプロのハウスクリーニング業者に代行してもらって、綺麗に花粉を取り除くという方法もあります。
エアコンのフィルター掃除をする
室内で花粉症対策をするためには、エアコンの中にあるフィルターが綺麗な状態でなくてはいけません。
掃除しないまま長い期間フィルターを放置しておくと、フィルターに花粉やほこりなどで汚れた状態になってしまいます。
そのせいでエアコンを使う度に花粉やほこりを室内に放出する原因になってしまうのです。
エアコンを花粉症対策に利用するならば、2週間に1度を目安として定期的にフィルターを掃除することが必要になってきます。
エアコンを花粉症対策に使うためには、エアコンの機能をフルに発揮させられるようにこまめにメンテナンスをする事が大切です。
又、フィルターの掃除方法につきましては「エアコンのフィルター掃除を自分でやる方法を詳しく解説」を参考にして下さい。
フィルターシートを使う
フィルターを掃除するだけで花粉を取り切れてるか心配って場合はフィルターシートがおすすめです。
フィルターシートはエアコンの吸い込み口に貼るだけで花粉やほこりをキャッチしてエアコン内に汚れが溜まるのを防いでくれます。
エアコンの本体カバ―前面に貼るタイプや内部のフィルターの上に貼るタイプなどがあるので、自宅のエアコンの機種に合うものを選びましょう。
ただ、フィルターシートを取り付けできないタイプのエアコンもあるので、事前にフィルターシートを取り付けできるか確認する必要があります。
又、エアコンだけでなく換気扇や網戸など花粉が室内に侵入してくる原因になる場所にも使えるタイプのものもありますので、有効的に使って花粉の侵入を防ぎましょう。

一番の花粉症対策にはエアコン掃除が有効的
エアコンの内部は汚れがたくさん溜まっている
エアコンの花粉対策はフィルターだけ掃除すればいいんじゃ?と思うかもしれませんが、エアコン内部の汚れをしっかり洗浄することで花粉対策の効果を高める事ができます。
フィルターは自分で外して掃除する事は出来ますが、エアコン内部となると専門の知識が必要で簡単に掃除をする事は難しく、業者にエアコンクリーニングを依頼する必要が出てきます。
エアコンはフィルターで花粉をキャッチし、室内の花粉を取り除いてくれるという役割もあります。
しかしエアコン内部に花粉やほこりなどの汚れが溜まっている状態だと、エアコンが詰まったりして思うように室内の花粉を除去出来ないかもしれません。
エアコン内が汚れるとエアコンの効率や電気代に健康面などにも影響が出てきますから、きちんと定期的にエアコンクリーニングをして綺麗な状態を維持するのがベストです。
エアコン掃除をする事で花粉症は防げる
エアコン掃除なら自分でも市販のスプレーを使えばできるんじゃ?と思うかもしれませんが、市販のスプレーではファンを洗浄できません。
又、奥に潜む汚れをしっかりと洗浄するのは素人には難しいです。
プロによるエアコン掃除は花粉症対策はもちろん、臭いや汚れにエアコンの効率の改善などもエアコン掃除をプロの業者に依頼することで解決してもらえます。
2年に1度、汚れや花粉が気になる場合は1年に1度、プロにエアコンクリーニングを依頼するのがおすすめです。

エアコンをしっかり手入れをする事で花粉症は防げる
花粉症はエアコンを定期的にお手入れをする事で防ぐことができます。
常日頃からフィルターをきちんと手入れしてエアコンを清潔な状態で維持する事によって、花粉症だけでなくエアコンの汚れやトラブルの対策にもなります。
又、最低でも2年に1度は定期的にエアコンクリーニングをする事でエアコンの内部は綺麗な状態を維持できます。
花粉症対策の意識はもちろん、エアコン内部の汚れを綺麗にする意味でもエアコン掃除は定期的に行いましょう!
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