高額な家電に分類されるエアコン。決して安い買い物ではないのでできれば長く使っていきたいところです。
エアコンは仕組み上、ホコリがたまりやすく結露も出て内部にカビも生えやすい家電です。カビなどを放置してしまうと、寿命が早まる原因にもなりかねません。
定期的なメンテナンスをして可能な限りエアコンの寿命を延ばし長持ちさせたいですよね。今回の記事では、エアコンのメンテナンスにかかる費用の相場や、メンテナンスしやすいメーカーや違い、自分でもできるエアコンのメンテナンス方法、エアコンをメンテナンスするメリット、エアコンクリーニングの費用を抑える方法などを解説していきます。
エアコンのメンテナンスでお悩みの方は是非最後までお読みくださいね。
エアコンのメンテナンスにかかる費用の相場
(ママ)
エアコンのメンテナンスにかかる費用の相場は下記の通りです。
通常壁掛けタイプエアコン | 10,000円~14,000円程度 |
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お掃除機能付きエアコン | 18,000円~23,000円程度 |
天井埋込タイプエアコン | 20,000円~35,000円程度 |
上記の通り、エアコンの種類によってメンテナンスの料金相場が異なってきます。
エアコンクリーニングの料金相場や会社別の料金を詳しく説明した記事はこちら
▼エアコン掃除の料金の相場▼
「お掃除機能付きエアコン」って何?
そう思った方も多いかと思いますが、簡単な見分け方についても説明していきますね。
エアコンでメンテナンスしやすいメーカーはある?違いはあるの?
まずは、家のエアコンがどのタイプなのか見分け方などを説明します。
エアコンには主に下記3つのタイプがあります。
- 通常壁掛けタイプエアコン
- お掃除機能付きエアコン
- 天井埋込タイプエアコン
エアコンのメーカーはダイキンや三菱電機の霧ヶ峰や日立の白くまくんなどさまざまなメーカーがありますが、業者にエアコン掃除を依頼する際には、基本的にどのメーカーのエアコンであっても料金に違いはありません。
重要なのは、どこのメーカーなのかよりも、どのタイプのエアコンなのかで、料金が変わってきます。
ただし、「お掃除機能付きエアコン」の場合はメーカーによって費用が変わる、もしくは掃除自体を断られてしまうケースもあります。
エアコンのタイプ別でメンテナンスのしやすさや見分け方を説明していきます。
通常壁掛けタイプエアコン
一般的な家庭にある最もスタンダードな壁掛けタイプのエアコンでパネルを開けてすぐに取り外しができるフィルターがあります。
その為、フィルター掃除を自分でする場合も取り外しが簡単で、内部清掃をする場合、エアコンクリーニングを業者に依頼する場合でも一番価格が安く、エアコンのメンテナンスが一番しやすいです。
お掃除機能付きエアコン
お掃除機能付きエアコンはメーカーによって呼び方も様々で「自動お掃除」や「自動洗浄」や「お掃除ロボット」と呼ばれるフィルターの掃除機能が付いたエアコンです。
お掃除機能付きエアコンはボタン1つでフィルター掃除をしてくれ、手入れは楽ですが、内部をメンテナンスをしようと思うと、通常壁掛けタイプエアコンと比べても高くなる傾向にあり、簡易的なメンテナンスは簡単だが、内部清掃などのメンテナンスしにくい特徴があります。
お掃除機能付きエアコンの見分け方は、従来の壁掛けタイプのエアコンとの見分け方はエアコンの「奥行きの厚さ」「パネルを開けた時にフィルターが隠れている」などで見分ける事ができます。
また、エアコンのリモコンに「フィルターおそうじ」「フィルター掃除」と書かれている場合はお掃除機能付きエアコンです。ご自宅のエアコンを見てみましょう。
※少しややこしいですが、リモコンに「内部クリーン」「内部洗浄」などの表記はエアコン内部を乾燥させる機能なので「お掃除機能」とは異なる機能です。
またお掃除機能付きエアコンの掃除の場合、分解の手順がメーカーによって違う為、業者に依頼した場合もエアコンクリーニングを断られる場合もあるので注意が必要です。
天井埋込タイプエアコン
天井埋込タイプのエアコンは天井に埋め込められたエアコンで、壁掛けタイプのルームエアコンとは違い、個人での掃除が難しいエアコンです。
エアコンクリーニング会社も対応している所が限られておりメンテナンスがしにくいです。
上記のようにエアコンと一括りに言ってもメンテナンスが簡単なものと、難しいものがあり、業者にメンテナンスを依頼する場合も費用も違うのは知っておきましょう。
▼エアコン掃除の頻度の目安はこちら▼
エアコンのメンテは自分でも簡単にできる箇所もある
(ママ)
自分でメンテナンスできるエアコンのパーツは主に下記となります。
- エアコンの前面パネル
- エアコンのフィルター
- エアコンの吹き出し口
ここからは、簡単に自分でエアコンのメンテナンスをする方法をご紹介していきます。
- 掃除機
- タオル
- 脚立
- 新聞紙
- やわらかいブラシ
- 中性洗剤
自分でエアコンのメンテナンスをする場合はいずれもエアコンの電源のコンセントを抜いた上で行ってください。
エアコンの前面パネル
柔らかい布やタオルでからぶきしてホコリや汚れをふき取ります。
汚れがひどいときは、水かぬるま湯を含ませた布をよく絞ってふいてください。
エアコンのフィルター
お掃除機能がついていない一般的な壁掛けタイプのエアコンの場合のフィルターの掃除方法を説明します。
- エアコンのカバーを開けフィルターを取り外す
- フィルターの外側から掃除機でほこりを吸い取る
- 内側からシャワーなどで水洗いをする
- 水気を拭き取り陰干しする
- 完全に乾いてからエアコンに取り付ける
▼フィルターの掃除を自分でやる方法▼
お掃除機能付きエアコンの場合はフィルター掃除は簡単です。
上記画像のようなボタンがリモコンにあると思うので「フィルターおそうじ」もしくは「フィルター掃除」を押すだけです。
エアコンの吹き出し口
エアコンのルーバー(風向きを調節する箇所)を開け、エアコンの吹き出し口を、お湯で濡らして固く絞ったやわらかいブラシ、もしくはキッチンペーパーで軽くふきます。
画像参照:おそうじ本舗の暮らしのガイド
キッチンペーパーを使う際は割りばしに巻き付けて輪ゴムで止めると吹き出し口が吹きやすいのでおすすめです。
▼ある方法でエアコンの臭いを一発で解消▼
エアコンの内部清掃用のスプレーはおすすめしない
エアコンのメンテナンスを自分でしようと考えた場合「エアコン内部用のスプレーも市販されているいるけど?」そう思った方もいるかもしれませんが、エアコン内部用のスプレーはデメリットもありますので使用はおすすめしません。
- エアコン内に薬剤が残りかえってカビが繁殖する
- 汚れが固まってしまう
- 完全に汚れを取るのは難しい
- 養生が大変な上に部屋が汚れる
- 故障や火災の原因になる
参考資料:神戸市役所:エアコン洗浄に起因する火災
エアコンフィルターの掃除は家庭でも簡単に行えますが、エアコン内部はそうはいきません。
何故ならエアコン内部を綺麗に掃除するには分解する必要があり、エアコンや電気に関する専門的な知識と技術が必要になってしまうからです。
エアコンのメンテナンスをするはずが、逆にカビを発生させる原因になってしまったり、壊してしまったり、最悪の場合、火災の原因になってしまったら大変です。
デメリットがあるのでエアコン内部のクリーニングは業者に依頼する事がおすすめです。
「【危険】エアコン洗浄スプレーを使ってはいけない3つの理由」の記事にエアコンに洗浄スプレーを使用するのは危険な理由の詳細が記載されていますので、こちらも併せてご確認ください。
エアコンのメンテナンスをするとメリットがたくさんある
(ママ)
エアコンのメンテナンスは年に何回するのが目安かご存知でしょうか?
答えは、自分でできるフィルターの掃除は2週間に1回、エアコン内部のクリーニングはフィルターを定期的に掃除している場合は1年に1回。そうでない場合は1年に1回がメンテナンスする頻度の目安です。
エアコンのメンテナンスをしっかりするとたくさんのメリットがあります。
- アレルギーや喘息・肺炎予防になる
- エアコンの異臭を予防・解消できる
- エアコンの効きが改善する
- 電気代が節約できる
- エアコンが長持ちする
- エアコンの嫌な音を予防・解消できる
▼エアコン掃除のメリットはこんなに多い▼
エアコンのメンテナンスは業者に頼むと費用がかかりますが、上記のようにたくさんメリットがあり、エアコン自体の長持ちや電気代などを考えると2年に1回業者に頼んでしっかりメンテナンスした方が結果的にお得になる場合もあります。
また、エアコン掃除と電気代の詳細については、「エアコン掃除で電気代が安くなる?驚異の節約術!」の記事内で詳しく解説していますので、是非こちらもお読みください。
家の近くのエアコンクリーニング業者をお探しの場合は、「【全国都道府県別】エアコンクリーニングでネット予約可能な最寄りの人気店舗を探す」の記事内で、エリア別の人気のおすすめエアコンクリーニング業者をご紹介しているので、こちらもご確認くださいね。
エアコンクリーニングで費用を抑えるポイント
エアコンのメンテナンスを業者に依頼する際は費用を安く抑えるポイントがありますので説明していきます。
時期
エアコンクリーニングの依頼のピークは6月~9月です。
依頼のピークである繁忙期はエアコンクリーニング業者にとって書き入れ時の為、割引を行う業者は少ないですが、逆にその時期をずらすと割引などを行っている場合があります。
▼エアコン掃除にベストな時期はいつ?▼
キャンペーンを利用する
エアコンクリーニング業者の大手企業などは不定期に割引キャンペーンを開催しています。
キャンペーンやクーポンは利用時にこちらから事前に申請しないと割引特典が受けられない場合があるので把握しておきましょう。
各エアコンクリーニング業者のキャンペーン情報に関しましては「【最新】エアコンクリーニングの割引クーポンやキャンペーン比較」の記事内で最新情報を公開していますので、こちらをご確認ください。
安い業者に依頼する
エアコンクリーニング業者は大手企業や個人経営など様々な業者がいますので値段の違いはさまざまです。
エアコンメンテナンスにかかる費用の相場は冒頭でお話しましたが、相場以下の業者もいるので是非チェックしてみてください。
▼エアコン掃除を低価格でやるならここ▼